初めてでも迷わない!シャティン競馬場への行き方完全ガイド【香港競馬】

香港で競馬を観たいけど、海外の競馬場って行くの難しそう…

そんな不安を抱えていませんか?実は、香港のシャティン競馬場は日本から最も行きやすい海外競馬場の一つなんです。言葉の壁や交通機関の使い方に不安があっても大丈夫。この記事では、香港国際空港に降り立ってから競馬場に到着するまでの道のりを、まるで隣で案内しているかのように詳しくお伝えします。

私も初めて訪れたときは地図とにらめっこしながら不安でいっぱいでしたが、実際に行ってみると想像以上にシンプルでした。あなたもきっと「これなら行けそう」と思えるはずです。

目次

シャティン競馬場ってどこにあるの?基本情報をチェック

シャティン競馬場は、香港の新界地区にある世界屈指の競馬場です。香港国際空港からは約30キロメートル、香港の中心部である尖沙咀(チムサーチョイ)からは北へ約15キロメートルの位置にあります。

周辺は住宅地とショッピングモールが立ち並ぶエリアで、競馬開催日には多くの香港市民で賑わいます。「沙田」という漢字表記を見かけたら、それがシャティンのことです。

競馬場の住所は「Sha Tin Racecourse, Sha Tin, New Territories」。タクシーに乗る際はこの情報があると便利かもしれません。

【ルート1】香港国際空港から直接シャティン競馬場へ

空港バス「A41」が最もおすすめな理由

香港国際空港に到着したら、まずは空港バスを利用する方法が最もシンプルです。荷物が多くても座って移動できますし、料金も手頃で安心感があります。

空港の到着ロビーに出たら、「Bus」または「巴士」という表示を探しましょう。エスカレーターを降りた地上階にバス乗り場があります。そこで「A41」番のバスを探してください。このバスはシャティン方面行きで、競馬場の最寄りバス停まで直行してくれます。

料金は約30香港ドル(日本円で約600円程度)で、乗車時間は40分から50分ほど。オクトパスカード(香港の交通系ICカード)を使えばスムーズですが、現金でも支払い可能です。ただし、おつりが出ないシステムなので、小銭を用意しておくと良いでしょう。

バス停から競馬場までの最後のひと歩

「Shatin Town Centre」というバス停で降りましょう。降りる場所が心配な方は、運転手に「シャティン競馬場」と紙に書いて見せると親切に教えてくれます。

バス停から競馬場までは徒歩約10分。大きなショッピングモール「新城市広場(New Town Plaza)」が目印になります。モールを右手に見ながら道なりに進むと、競馬開催日であれば人の流れができているので、それに沿って歩けば自然と競馬場に到着します。

【ルート2】MTR(地下鉄)で行く鉄道ファンにもおすすめの方法

空港から九龍駅、そして東鉄線へ

鉄道での移動が好きな方、または香港の都心部に一度立ち寄りたい方には、MTR(香港の地下鉄・鉄道システム)を使う方法もあります。

まず空港から「エアポートエクスプレス」に乗車し、終点の「九龍」駅まで向かいます。所要時間は約22分、料金は約105香港ドル(約2,100円)とやや高めですが、快適さは抜群です。

九龍駅に着いたら、「東鉄線(East Rail Line)」に乗り換えます。案内表示に従って「火車」または「East Rail」の文字を探しましょう。東鉄線の「大囲(Tai Wai)」駅または「沙田(Sha Tin)」駅まで乗車します。

どちらの駅で降りるべき?目的別の選び方

「沙田」駅で降りる場合は、駅から競馬場まで徒歩約15分。駅を出て左方向へ進み、大通りに沿って歩くルートです。道路標識に「馬場(競馬場)」という表示があるので、それを頼りに進めば迷いにくいでしょう。

一方、「大囲」駅で降りる場合は、競馬開催日に運行される無料シャトルバスを利用できます。駅前のバス停から10分程度で競馬場に到着するので、歩く距離を最小限にしたい方にはこちらがおすすめです。

東鉄線の運賃は約10香港ドル(約200円)と非常にリーズナブル。合計の交通費は115香港ドル程度になりますが、移動時間は短縮できます。

👉 MTR公式路線図はこちら
https://www.mtr.com.hk/

タクシーを使うメリットとデメリット

「とにかく楽に移動したい」「グループで行くから割り勘できる」という方には、タクシーという選択肢もあります。香港のタクシーは比較的安全で、料金メーターもしっかり機能しているので安心です。

空港からシャティン競馬場までのタクシー料金は約250香港ドルから300香港ドル(約5,000円から6,000円)が目安。渋滞状況によって変動しますが、所要時間は30分から40分程度です。

香港のタクシーには色によって営業エリアが分かれています。空港から新界地区のシャティンへ行くには「赤色」のタクシーを選びましょう。緑色や青色のタクシーは営業エリアが異なるので注意が必要です。

タクシー利用時の注意点

英語が通じないドライバーも多いので、行き先は「沙田馬場」と漢字で書いたメモを見せるとスムーズです。スマートフォンで競馬場の地図を表示して見せる方法も効果的でしょう。

また、香港のタクシーはトランクに大きな荷物を積むと追加料金(5香港ドル程度)が発生する場合があります。メーター料金に加えて、高速道路料金やトンネル料金も別途かかることを覚えておいてください。

競馬開催日限定!無料シャトルバスの活用法

どこから乗れる?主要な乗車ポイント

香港ジョッキークラブは、競馬開催日に限り無料のシャトルバスを運行しています。これは知る人ぞ知る便利なサービスです。

主な乗車ポイントは以下の3カ所です。

尖沙咀(チムサーチョイ)エリア:香港の繁華街から直通で、観光と競馬を両方楽しみたい方に最適です。広東道沿いのバス停から発車します。

旺角(モンコック)エリア:ショッピング街として有名なエリアからも乗車できます。競馬場までの所要時間は約25分です。

MTR大囲駅前:前述の通り、東鉄線で大囲駅まで来た後に利用できます。駅からわずか10分で競馬場に到着します。

シャトルバス利用時の注意事項

シャトルバスは競馬開催日のみの運行で、レース開始の約2時間前から運行を開始します。最終レース終了後も復路の便が運行されるので、帰りも安心です。

ただし、ビッグレース開催日は混雑が予想されます。香港カップなど国際レースの日は特に人が多いため、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。座れない可能性もあるので、長時間立っていても大丈夫な服装と心構えで臨みましょう。

知っておくと便利!オクトパスカードの準備

香港の交通系ICカード「オクトパス」とは

オクトパスカード(八達通)は、香港のSuicaやPASMOのような交通系ICカードです。バス、MTR、トラム、フェリーなど、ほぼすべての公共交通機関で使用できます。

空港の到着ロビーや各MTR駅の窓口で購入できます。カード本体代50香港ドル(デポジット)に、利用金額をチャージする仕組みです。帰国時には窓口でカードを返却すればデポジットが返金されますが、手数料として9香港ドルが差し引かれます。

シャティン競馬場への移動だけでなく、香港滞在中のあらゆる場面で役立つので、最初に購入しておくことを強くおすすめします。コンビニやスーパーでの支払いにも使えるので、小銭を持ち歩く必要が減って便利です。

よくある失敗と対策:私の経験から

失敗例1:競馬開催日を確認せずに行ってしまった

これは意外と多い失敗です。シャティン競馬場は年間を通じて開催されていますが、毎日レースがあるわけではありません。水曜日と週末(土曜または日曜)の開催が基本パターンです。

香港ジョッキークラブの公式ウェブサイトで、事前に開催スケジュールを確認しておきましょう。せっかく遠くまで来たのに競馬場が閉まっていたら、本当にがっかりしてしまいます。

失敗例2:帰りの交通手段を考えていなかった

行きは問題なくても、帰りに困るケースがあります。最終レース後は一斉に大勢の観客が移動するため、バスもMTRも混雑します。タクシーも捕まりにくくなることがあるでしょう。

帰りのルートと時間は事前に複数パターン考えておくと安心です。特に、ホテルのチェックイン時間や夕食の予約がある場合は、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

失敗例3:現金を十分に用意していなかった

香港は電子決済が普及していますが、小規模な店舗や屋台では現金のみの場合もあります。競馬場内の一部の窓口でも現金が必要になることがあるでしょう。

空港や市内の両替所で、ある程度の香港ドルを用意しておくと安心です。クレジットカードのキャッシング機能も使えますが、手数料を考えると事前の両替がお得かもしれません。

[画像挿入:オクトパスカードと香港ドル紙幣の写真。alt属性:香港の交通系ICカードオクトパスと香港ドル紙幣]

競馬場到着後の入場方法と観戦エリア

入場料金と入場の流れ

シャティン競馬場に到着したら、入場ゲートを探しましょう。入場料は一般席で10香港ドル(約200円)と非常にリーズナブルです。会員席やプレミアムエリアを利用したい場合は、事前予約が必要な場合もあります。

入場時にはパスポートの提示を求められることがあるので、常に携帯しておくことをおすすめします。18歳未満の方は入場できないので注意してください。

競馬場内は非常に広く、スタンド席、芝生エリア、飲食店、馬券売り場など、さまざまな施設が揃っています。初めての方は、まず場内マップをゲートで受け取って、全体像を把握すると良いでしょう。

まとめ:あなたに最適なルートを選んで香港競馬を楽しもう

シャティン競馬場への行き方は、主に3つのルートがあることをお伝えしました。

空港バスA41を使う方法は、料金も安く荷物があっても楽に移動できます。MTRを利用する方法は、香港の鉄道システムを体験しながら効率的に移動できる選択肢です。タクシーは料金は高めですが、グループ旅行なら割り勘で快適に直行できるでしょう。

どのルートを選ぶかは、あなたの予算、時間、そして香港での滞在スケジュールによって変わってきます。初めての方は空港バスかMTRがおすすめですが、慣れてきたら状況に応じて使い分けるのも良いかもしれません。

オクトパスカードの準備、開催日の確認、帰りのルートの下調べ。この3つを押さえておけば、きっとスムーズに競馬場まで辿り着けるはずです。

次のステップ:香港競馬デビューを実現させよう

この記事を読んで「行けそうだ」と思えたら、次は具体的な計画を立ててみませんか?

まずは香港ジョッキークラブの公式ウェブサイトで開催スケジュールをチェックしましょう。あなたの旅行日程と合う開催日が見つかったら、航空券とホテルの予約に進めます。

シャティン競馬場は世界中の競馬ファンが憧れる聖地の一つです。ナイトレースの幻想的な雰囲気、香港国際レースの興奮、そして地元ファンの熱気。日本では味わえない特別な体験があなたを待っています。

最初の一歩を踏み出すのは少し勇気が要るかもしれませんが、実際に行ってみればその不安は喜びに変わるはずです。この記事があなたの香港競馬デビューの後押しになれば幸いです。素晴らしい競馬体験があなたを待っています!

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この記事を書いた人

ツインタボ|地球の競馬
サンデーサイレンス産駒デビューから競馬を追っている競馬歴30年超の獣医師です。
世界の競馬を日本語でわかりやすく紹介しています。

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